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玉露と同様に新茶の頃に覆いをして直射日光を避けて育てます。若葉を丁寧に手摘みして蒸した後、揉まずに乾燥をさせて、葉脈や茎の部分を取り除きます。そして、石臼で挽いて粉末状にしたものが抹茶です。上質のものは鮮やかなうぐいす色。薄緑色のものは甘さが濃く、濃い緑色のものは渋味があります。主に茶席で使われますが、簡単な抹茶の入れ方をマスターすれば、日常でも気軽に飲むこともできます。
台湾の梅山、阿里山、玉山などの、高山の山麓で栽培される高山茶は、寒暖の差が激しい環境によって、茶葉が鍛えられ、養分をしっかり含んだ薫り高いお茶に育ちます。中でも高山金萱茶は烏龍茶を品種改良したので、見た目はほとんど凍頂烏龍茶と変わりませんが、ミルクのような香りと甘い味が注目を集めています。茶葉はころころした玉状で凍頂烏龍茶に似ています。
(中国茶提供:中國銘茶樓)