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茶に関する学術研究、関連産業、文化の更なる発展に寄与することを目的とし、優れた学術研究や振興発展に寄与した産業技術、茶のある豊かな生活文化の提案、消費拡大等の優れた成果を、公益財団法人世界緑茶協会が顕彰しています。平成27年度は下記のとおり決定いたしました。
緑茶の生産または消費に関する革新的技術・創造的新技術・新商品開発
HARIO(株)
マーケティング本部
商品開発部 部長 坂本敦子
水出し茶用フィルターインボトルの開発による緑茶ファンの拡大
「お茶の安らぎを提供する」商品として「水出し茶用ボトル」(Good Design賞受賞)を開発。本年度は17万本の売上。(2015/7/10現在)
茶に係る優れた学術研究成果
中村 順行
静岡県立大学 茶学総合研究センター
特任教授・センター長
茶の品種育成と研究成果の波及および茶業振興への貢献
時代に先行した香味豊かな品種を多数育成したほか、産官学民の連携の茶研究や人材育成等、茶業界に指導的な役割を果たしている。
その他、公益財団法人世界緑茶協会会長が特に認めた茶に関する成果
時田 鉦平
藤栄製茶株式会社 前代表取締役会長
茶業の変革と今後の指針を見出す多数の著書
「茶商の読んだ茶経評釈」等多数著書。全茶連情報のコラム執筆。野菜茶業試験場でも長年特別講義を担当するなど茶業界へ貢献。
茶の文化や産業の将来を牽引するような意欲的で斬新な取組み
和多田 喜
「表参道 茶茶の間」 店主
新しい喫茶文化の提案
2005年、新スタイル日本茶カフェをオープン。10年にわたり質の高い新しい喫茶文化を提案。茶を楽しむ場を創り、日本茶ファンの拡大に努力。
茶に関する文化及び美術等の文化・芸術作品や活動
桑原 秀樹
株式会社桑原善助商店 代表取締役社長
抹茶の研究及び普及啓発活動
抹茶の歴史・文化・生産の現状等、幅広い角度から独自の研究を重ね、 「抹茶の研究」「抹茶のすべて」を出版。抹茶需要への貢献が期待できる。
平成27年度O-CHAパイオニア賞表彰式
(第69回全国お茶まつり静岡大会 大会式典内 静岡市)
(H27.11.14)