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財団法人世界緑茶協会では、茶に関する優れた学術研究、緑茶の振興及び発展に寄与した産業技術、緑茶のある豊かな生活文化の提案や消費拡大等の優れた成果を顕彰するため、平成19年度O-CHAパイオニア賞顕彰の各大賞を決定しました。
(1)自薦を認める。
(2) 各受賞者に賞金5万円を授与する。
(3) 各賞ごとの受賞数の枠を廃止し、全体で5件以内を受賞対象とする。
パイオニア賞は、以下に掲げる内容に該当する成果を表彰する。
掛川市立総合病院 副院長
緑茶医療研究センター長
鮫島庸一
C型慢性肝炎治療における緑茶の有用性
C型肝炎治療効果増強作用の検討を通じ、緑茶の有する抗酸化作用や代謝改善作用がメタボリックシンドロームの予防や治療に有用である可能性を見出した。今後も、情報を広く世界中に発信することで、海外での研究を促し、緑茶の付加価値を高め、販路の開拓に結びつくなど、これからに期待できる。
ハマキコンーN 実用化推進グループ
代表 小川欽也
環境に優しい新しい交信攪乱フェロモン剤の開発
チャの重要害虫ハマキムシ類に対して、化学農薬に代わる環境に優しい生物的防除法を開発した。平成13年に農薬登録を取得し、全国の茶園で導入が進み環境に優しい減農薬防除体系の基幹防除として活用されている。化学農薬に対する規制が厳しくなっているなか、今後にも期待できる。
馬場製菓合名会社 代表取締役 馬場昌子
緑茶カテキン飴
「緑茶カテキン」の効能が明らかされた直後、いち早く自社で抽出したカテキンを使った「緑茶カテキン飴」を商品開発した。その後、関連商品を数多く開発し、国内外のイベントや展覧会に積極的に参加し、緑茶の需要拡大に貢献している「カテキン」という名を一般消費者に知らしめた功績は大きい。また、近年も新しい商品開発を勢力的に行っている。
日本茶道塾 代表 吉野白雲
茶の心を身近に、そして世界へ
流派を超えて文化活動をする「日本茶道塾」を創立。地元寺院にて、茶に関わる工芸作品や食文化、建築文化に触れる「普段着の茶会」の定期的な開催、「移動茶室」での全国を巡回など、身近な場で茶に触れられる機会を提供している。その際、茶の湯の精神性・真髄を伝えることに軸足を置いている。また、中国語・英語訳のDVDや、通信講座を立ち上げた。
大学産業株式会社 代表取締役 曽布川尚民
緑茶を美味しく出せる水の探求と普及「静岡県お茶と水研究会」の設立・活動のエンジン役
全国からお茶の専門家、科学者、小売店主、茶農家などを全国から募集し、自ら水専門家として会の運営、定例会の企画を一手に引き受け、積極的な活動を行っている。科学的な水のデータと舌による官能検査結果を統計的に解析した。茶にとって水が大切だということを、一般の人たちにもセミナーやマスコミを通じてわかりやすく伝えた。
平成19年度O-CHAパイオニア賞表彰式(H20.111)