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幕末の安政5年。日本は日米修好通商条約をはじめとした安政五ヵ国条約により、函館・新潟・横浜・神戸・長崎の5港を開港場と定め、これを皮切りに本格的な外国貿易を開始しました。当時、外貨獲得のための花形商品として輸出を支えていたのが「生糸」と「お茶」です。輸出品には商標ラベルが付けられており、お茶の荷箱にも「蘭字」と呼ばれるラベルが貼られていました。蘭字は、お茶の種類や等級、生産地といった製品情報をアルファベットや絵とともにデザインされた版画です。輸出先の好みに合わせ、日本趣味の流行を反映したものや消費地の趣向を反映したものなど様々な図様が考案・採用された、いわばパッケージデザインの先駆けともいえるものです。本展では、創意工夫を凝らした蘭字を展示いたします。また、開港当初の茶の輸出拠点であった横浜港の様子を描いた「横浜絵」も合わせて紹介いたします。我が国の近代化に大きく寄与した産業にまつわる作品をご覧いただければ幸いです。
日程 | 2022年6月11日(土)~8月14日(日) |
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場所 | 平野美術館(静岡県浜松市中区元浜町166) |
駐車場 | お問い合わせください。 |
料金 | 観覧料:大人800円、中高生300円、小学生200円 ※20名以上は団体割引2割引、土日に限り小中学生無料、キッズアートプロジェクトしずおかパスポート利用可 |
主催者 | 公益財団法人平野美術館、静岡新聞社・静岡放送 |
問い合わせ先 | 公益財団法人平野美術館 |
TEL | 053-474-0811 |
ホームページ | http://www.hirano-museum.jp/index.html |
応募・参加要項 | 【開館時間】10:00~17:00(入場は16:30まで) 【休館日】月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館) |
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