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緑茶の表示(袋の表示の見かた)

店頭で緑茶の茶袋や茶缶を手にしますと、枠で囲んだ表示があるのに気づかれると思います。その表示の内容を説明します。

<名称>
煎茶、番茶、玉露、ほうじ茶、緑茶(インスタントティー)など緑茶の分類名で記載されます。また「抹茶入り玄米茶」のように「△△入り○○茶」という記載もあります。

<原材料名>
茶または緑茶となっています。添加物があれば物質名で記載します。

<原産国(地)>
ブレンドした場合、国名を多い順に3か国まで記載し、あとは「他」。日本茶だけの場合は、この欄を削除して差し支えないとなっています。

<内容量>
普通g単位で記載されています。

<賞味期間>
容器の材料から判断して、おいしく飲める期間を記載します。期間が3か月未満の場合は「年月日」を、3か月を超える場合は「年月日」を記載します。「欄外に表示」として枠外に記載できます。

<保存方法>
「欄外に表示」などと記載場所を指定して、枠外に記載できます。

<取扱上の注意>
上と同じです。

<製造元・発売元>
併記の場合、両者の所在地と氏名(法人は会社名、個人は氏名)が記載、販売元だけの場合、発売元の氏名の後に製造元(工場)の固有記号が記載されています。

この表示は、お茶の品質、香りや味の良否を表すものではありません。今のところ、品質は価格で判断していただくほかありません。この他、有機栽培茶であれば、それについての表示が記載されています。

(参考書)

社団法人日本茶業(中央会編:平成12年版茶関係資料(2000)

(岩浅 潔)