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◆静岡県知事 石川嘉延
アジアで育まれて来たお茶は、世界中の人々の暮らしに深く浸透し、精神文化や芸術にも大きな影響を及ぼしてきた。そして今日、お茶の効能や文化的価値は広く知られるとともにお茶に関する関心が高まりつつあります。
このような中で、「お茶・新たな可能性への挑戦〜21世紀の暮らしと健康のために〜」をテーマに、静岡県で2001年10月5日から4日間、「世界お茶まつり」が開催されます。
この世界お茶まつりでは、文化、学術、産業の分野の様々なイベントが行なわれます。文化では、世界のお茶文化の紹介、抹茶や煎茶のお手前の体験、学術では、お茶の医学的効能などの先進的な研究成果を発表する国際会議の開催、さらに産業では、世界と日本の銘茶を楽しみながら購入できる即売会などが開催されます。
「緑茶のおいしさや健康にとても良い点、日本の文化に深く関係している点を日本を訪れる外国の方々にも伝えられたらと思い、国際的なイベントを静岡で行います。」と静岡県知事の石川嘉延氏はジャパンタイムズとのインタビューで語った。
日本は、世界で7番目のお茶の生産国で、世界のお茶の3%を算出している。お茶は大きく分けて紅茶と緑茶とその中間のウーロン茶等に分類され、お茶全体の30%が緑茶です。緑茶の生産では、日本は中国に次いで第2位で、世界の15%を生産しています。
静岡県は国内緑茶生産量の45%と日本1を誇るとともに、活発な市場活動により静岡を経由して全生産量の70%が日本国内に流通しています。
「日本の食生活に深く根ざした緑茶は健康によく、糖尿病やガン、高血圧の予防などに効果が期待されています。」
また、「茶道は日本の伝統的な文化である。我々はその茶の文化を世界に伝えたい。そして、世界中に緑茶のファンを増やすとともに、緑茶が外国人の新たな視点によって、より洗練されれば良い。」と知事は言う。
「最近、ペットボトルや缶ドリンクなど、お茶離れしていた若い人々にもたくさん飲まれ、消費量が増えている。また、緑茶の持つ効能が科学的にも実証され 抗菌作用のある茶染めのハンカチやタオルなどお茶の成分や効能を利用した多くの新製品が作られるようになってきています。」
「このように、お茶のポテンシャルが高まっている今、緑茶の効能や文化による恩恵を世界の人々と分かち合うため、世界緑茶協会を発足し、緑茶を世界に広めるのは我々の使命です。」と知事は熱っぽく語った。
2001年3月27日 ジャパン・タイムズ掲載の日本語訳
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