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お茶百科事典

 

ニューヨークお茶事情

ニューヨークお茶事情

ニューヨークの日本茶

前回は緑茶といっても中国茶の話を書きました。今回は、日本で生活に密着している緑茶=日本茶のニューヨーク事情です。

 アメリカで日本茶が飲まれるようになったのはごく最近のことです。 sushi(寿司)の人気と、健康志向の高まりから始まった緑茶ブームが日本茶を有名にしました。 それまでは多くのアメリカ人にとって、日本茶は「日本食レストランへ行くと出てくる、味のない飲み物」に過ぎませんでした。

アッパーイーストにある虎屋 虎屋店内
マンハッタンはアッパーイーストにある虎屋 虎屋店内
お茶だけでなく和菓子や軽食も食べられる

 しかしながら日本茶も中国茶も、実は60年以上前にはアメリカでも紅茶と同じくらい普通に飲まれていたといいます。 しかし第二次世大戦になり、主な緑茶輸出国だった中国や日本はアメリカ市場からはじき出されることに。 結果的に緑茶は姿を消し、紅茶はそのまま飲まれ続けました。 今でもアメリカで一番多く飲まれているお茶は紅茶ですが、それにはこんな歴史の影響があったのですね。

アイス抹茶 各種お茶葉のディスプレイ
人気メニューの一つ、色がきれいなアイス抹茶 各種お茶葉のディスプレイ。
赤い塗りの小皿に日本を感じます

 ところで、ニューヨークには日本茶を飲めるスポットがたくさんあります。 和菓子を通じ、美しい日本の文化を紹介している老舗、虎屋のニューヨーク店もそのひとつです。 お茶の色がきれいに映える明るいティールームでは、ほうじ茶や煎茶、ホットやアイスの抹茶を飲むことができます。 2年ほど前からは玉露と玄米茶もメニューに加わりました。 紅茶のように日本茶にもお砂糖をいれる人が多かったアメリカですが、虎屋に来るお客さんはお砂糖を頼む人がほとんどいないといいます。それだけ、日本茶本来の飲み方が定着してきたということでしょうか。日本茶を通じて、日本の文化にもっと興味を持ってもらえるといいですね。

(リポーター谷口桂子)

 
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