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■緑茶を飲めば、認知症を予防できます■
要旨
多くの基礎研究や動物実験が緑茶の抗認知障害作用を示しているが、ヒトを対象とした研究は我々の知る限りない。本研究の目的は、日本人高齢者における緑茶摂取と認知機能との関連を横断研究デザインにより検討することである。平成14年7月から8月にかけ仙台市鶴ヶ谷地区において70歳から96歳の高齢者に対し、Comprehensive Geriatric Assessment (CGA)を実施した。受診者のうち研究の同意を得た1,178人中、緑茶摂取頻度を回答し、認知機能テストを受けた1,003人を対象とした。緑茶摂取は、食物摂取頻度調査票の回答により評価し、緑茶摂取状況により対象者を3杯以下/週、4-6杯/週または1杯/日、2杯/日以上の3群に分けた。認知機能は、日本語版Mini-Mental State Examination(MMSE)により評価した。MMSEは30点満点で、認知機
能が高いほど高得点になる。カットオフ値は、<28/30、<26/30、<24/30の3つを採用した。潜在的な交絡因子を補正したロジスティック回帰分析により、緑茶摂取カテゴリー毎の認知障害であるオッズ比を算出した。その結果、緑茶摂取は認知障害の低い有病率と関連していた。カットオフ値<26/30を採用した場合、緑茶を3杯以下/週の群を基準とすると、4-6杯/週または1杯/日のオッズ比(95%信頼区間)は0.62(0.33-1.19)、2杯/日以上の群のオッズ比は、0.46(0.30-0.72)であった(傾向性のP値=0.0006)。こうした関係は、カットオフ値として<28/30、<24/30を採用しても同様であった。一方、紅茶またはウーロン茶、コーヒーの摂取と認知機能との間には、有意な関連はみられなかった。本研究結果は、ヒトにおける緑茶の抗認知障害作用を示唆するものである。
日経ヘルス4月号掲載記事から
「1日1杯の緑茶が認知症を防ぐ!?お茶とぼけの関係をヒトで初めて証明」 (1.95MB)
■世界緑茶協会
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