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■世界緑茶協会ニュース■


〔世界緑茶協会韓国セミナー報告〕

韓国・伝統茶芸体験の旅

1  旅行期日  平成15年11月20日(木)〜11月22日(土)
2  参加人員  21名
3  目的地  釜山女子大学茶道博物館・塾盂會(釜山市)
三楽茶芸園・通度寺(梁山市)

●釜山女子大学茶道博物館
(本来は撮影禁止ですが、館長の好意により撮影許可をいただきました。)

●釜山女子大学学生による茶芸

 釜山女子大では、生徒数約6000人(2年制短大、夜間部1800人)のうち、1800人程度が茶を学んでいます。茶に関する文化を多くの方に伝え・学んでもらうために、韓国唯一となる茶道博物館を有している。1500年前から約100年位前までの、茶に関する資料(史料)や当時使用した青磁・白磁などの茶器を展示しています。

大学の方針
・ 茶が韓国の文化の一つであることの教育を行っている。
・ 茶の原点は礼に始まり礼に終わる。(日本と同じ考え。)
・ 茶道は作法礼節を身に着ける一つの方法と考えている。
・ 一人前の韓国人女性となるための教育である。

●梵魚寺にて塾盂會伝統茶芸見学

梵魚寺 塾盂會作法の一つ「四方讃」
花を四方に撒き道場を清めます  

塾盂會(湯冷まし会の意味)では、修行僧が禅の中で瞑想するのに茶を利用した様子を茶芸で体現しています。最初に花びらを撒いたり、茶器にろうそくを浮かべるなど、独特な茶芸でした。実演していただいたグループは釜山市内の上流階級の主婦が主なメンバーで、韓国内では一般庶民にはまだ敷居が高い趣味のようです。
また、梵魚寺の精進料理は日本の鉄鉢料理に似ている鉢(皿)を使った料理です。韓国の作法では通常お碗を持たないが、手に持って食べます。また、韓国で一般的には料理を披露した側に量が少ないと思われるので食べ残すのが美徳であるが、精進料理は食べ残し厳禁。通常は口にすることはできない(地元ガイドも知らなかった)料理で、今回世界緑茶協会のために特別に作っていただきました。

●三楽茶芸園

大皿から柄杓ですくっていただきます。
30センチ大のどんぶりに花を浮かべ茶を煎れ、柄杓で掬って茶碗に注いでいただきます。釜山女子大学、塾盂會とは、また一工夫違った形式で楽しんだ体験ができました。

●窯元訪問

申正熙(シンジョンヒ)氏

韓国伝統陶芸家第一人者。約五百年ぶりに高麗陶器を再現した。
高麗陶器は当時世界高水準にあり、素朴で温かみのある作品は多くの韓国人に愛され、わが国でも茶人からその雅趣が高く評価され、今日なお国宝的な存在として数々の名品が珍重されています。

緑茶協会会員でもある息子の翰均氏

高麗陶器を500年ぶりに再現した韓国伝統陶芸家の申正煕氏の窯元に伺いました。また、やはり陶芸家である息子の翰均氏に窯を案内していただきました。
翰均氏は先祖を祀る祭器と生活用品として使用する茶器の考え方や、韓国のお茶の歴史について、学んでいる最中で平成16年中には角川書店より「韓国人が見た古来の茶器」(仮)を発刊する予定とのことです。今回は特別に、他人にはほとんど見せないという火が入っている窯も見せていただきました。

■世界緑茶協会 ■

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